炭水化物抜きダイエットでブスになる3つの理由
女性であれば誰しも経験があるダイエット。食事を減らしたり、頑張って運動したりと努力するけどなかなか痩せなくて続かないといった経験をしたことがある人は多いと思います。手っ取り早くやせたいと思うのはみんなの願いですよね。
ダイエット方法の一つに炭水化物抜きダイエットがあります。単純にごはんやパン、麺類を抜くだけのダイエットで誰でも簡単に始められるので人気のダイエット方法です。ですが炭水化物抜きダイエットをするとブスになる可能性があるのをご存じでしょうか。このことを知っておかないと、気づいたらブスになっているかもしれませんよ。
炭水化物抜きダイエットでなぜブスになるのか、正しく炭水化物を摂取することでダイエット効果だけでなく美肌効果を得られるということを学んで、脱おブスを目指しましょう。
■炭水化物は体に必要なエネルギー源
ごはんやパン、麺類などの炭水化物には糖質が含まれています。糖質は体のエネルギー源であり、糖質から生み出されたエネルギーは筋肉を動かすために使われています。エネルギーが少ないと体を動かすときに疲れやすくなってしまいます。疲れているときに運動しろと言われてもできませんよね。炭水化物を抜くと家でゴロゴロすることが増えがちになり、運動不足になって筋肉量が落ちてしまいます。
■炭水化物を抜くと便秘になりやすい
便秘の解消には食物繊維を摂取することが大切です。このことはご存じの方は多いでしょう。炭水化物は糖質のほかに食物繊維も含まれています。炭水化物抜きダイエットを行うと、その分食物繊維の摂取が減って便秘になりやすくなります。
■炭水化物を抜くとブスになる理由
炭水化物抜きダイエットでブスになる理由は３つあります。
・筋肉が減ってブスになる
運動不足になると筋肉量が少なくなります。筋肉は血液を体全体に巡らせる働きがあります。リンパの流れをサポートしているのも筋肉です。
美肌を作り出すには血液から肌に栄養が行きわたりきちんと肌がターンオーバーすることが大事です。体の血行が悪くなったりリンパの流れが悪くなったりすると肌のターンオーバーがうまくいかなくなってシミ、くすみ、肌荒れなどの肌トラブルの原因になります。肌トラブルを起こしている肌は美肌からほど遠い状態。ブス顔の原因になりかねません。
・便秘になってブスになる
便秘は腸の働きを低下させて消化と吸収を妨げます。消化と吸収がうまくいかないと肌に栄養が行きわたりません。便秘が続くと古くなった便が腸にたまってしまい、ドロッとした汚い液体として血液といっしょに体中に流れていきます。この汚い液体は肌の細胞の間にどんどん溜まっていき、肌の細胞などにダメージを与えてむくみやたるみを引き起こしてしまいます。顔のむくみやたるみは老け顔に見える一番の要因です。ブス顔になってしまいます。
・代謝が落ちてブスになる
筋肉量が減って血行が悪くなったり便秘で腸の働きが低下したりすると、体の代謝が悪くなります。代謝は食事をエネルギーに変えてそのエネルギーでたんぱく質や糖質、脂質などを作り出します。肌のハリ、弾力はコラーゲンのおかげということはご存じですよね。コラーゲンの材料はたんぱく質。代謝が悪くなるとコラーゲンの材料となるたんぱく質が減るので、ハリや弾力のあるぷるぷる肌が作られなくなります。ハリ、弾力のないブス顔になってしまいます。
■正しく炭水化物を摂取すればむしろ痩せる
炭水化物抜きダイエットは代謝が悪くなるためリバウンドしやすくなります。痩せるのは一時的で、痩せたあとのリバウンドに注意しなければいけません。
炭水化物を抜くと痩せるというイメージが強いですが、炭水化物を上手に摂取すればむしろ痩せやすい体になります。炭水化物を含む食品と言っても種類は豊富。白米以外に玄米、雑穀米、パンには全粒粉や米粉などがあります。白米を玄米に置き換えるだけで食物繊維の量が６倍ほどに増えるので、便秘の改善に効果的です。食べないのではなく食べるものを選ぶようにすれば糖質制限ができて代謝も良くなり、痩せやすい体になりますよ。
■正しいダイエットで美肌を作ろう
正しい食生活は美肌を作り出すためにとても大切なことです。ダイエットをしたいからと言って炭水化物を抜いてしまうと、リバウンドして余計に太るだけではなく肌トラブルを起こしてどんどんブス顔になっていきます。
炭水化物を抜くのではなくどの種類の炭水化物を摂取するかを選ぶようにすると、便通がよくなったり代謝を上げたりできるので美肌効果がアップします。シミやくすみで悩んでいる人、ハリや弾力のあるぷるぷる肌になりたい人は炭水化物を抜かないように心がけましょう。とは言っても毎日食べないとだめというわけではないので、糖質が気になる方は時々であれば炭水化物を抜いても問題ありません。食事のバランスが大切。バランスの良い食事を心がけて美肌を作っていきましょう。
